医療法人　新淡路病院

院長ごあいさつ

(院長　堀　貴晴）

この度、令和6年4月1日に院長に就任致しました、堀貴晴と申します。当院は昭和36年に設立され、長きにわたって淡路島の地域精神科医療を担ってまいりました。その間、洲本健康福祉事務所、淡路島三市の福祉関係者、島内の各病院や診療所の皆様と深い連携を築きながら、淡路島の精神科医療に貢献させて頂きました。現在、精神科医療はめまぐるしく変化しております。昭和の時代であれば、興奮している患者さんを入院で治療していくことがメインの役割でした。しかし昨今、入院される患者さんは年々減少し、認知症患者さんが増え、高ストレス社会を迎え、そのような方々を外来でサポートすることが今のメインの役割となっています。具体的には、認知症の患者さんを地域の福祉サービスの皆様とともに在宅で支え、施設入所も含めた対応をご家族の皆様と相談するような役割が増えてきています。また、社会人の患者さんにおかれましては、疾患の治療のみならず、どのように復職していくのか、あるいは転職するのかをそのご家族と共に支えていくような役割も求められています。発達に問題を抱えておられる方々も増えてきており、今後精神科医療には多様なニーズが求められると思います。今後も地域の皆様と一緒に淡路島の精神科医療及び福祉に関して、全力を尽くしていく所存であります。微力ではございますが、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。